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ティエスのタネ。

漢方のおはなし No,005 漢方のおはなし
ティエス調剤薬局5回目のティエスのタネは『漢方のおはなし』です。
みなさん、漢方薬というとどのようなイメージをお持ちですか?西洋薬と違って、なんだか神秘的で少し敷居が高いイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。しかし、最近では保険適用される漢方薬も増え、薬局などでも気軽に購入できるようになり、意外と身近な存在になりつつあります。
そこで今回は、意外と知らなかった漢方のことをお話ししたいと思います。

漢方とは

漢方は、4000年ともいわれる歴史を持つ中国伝統医学の日本における総称のことを言います。
また漢方薬は、「自然界にある植物や鉱物などのうち、薬効を持つ部分」を一定の法則のもと、原則として複数組み合わせて作られた薬です。

生薬について

漢方のもととなるのが「生薬」といわれるものです。
生薬には、薬効成分のある植物の葉・花・つぼみ・茎・枝・根・樹皮・種子など、また菌類、鉱物や昆虫などのほか、動物の皮や骨なども利用されています。
生薬の約8割が植物性のもので「草根木皮(そうこんぼくひ)」ともいわれています。
何種類もの生薬が配合、処方された複合薬が漢方薬なのです。漢方薬の特徴は生薬の複合効果にあるといわれています。

漢方薬と西洋薬の違い

西洋薬はたいてい1つの有効成分で作られており、1つの症状や病気に対して、強い効果を示します。もともとは天然物の生薬を利用していましたが、化学が飛躍的に発達し、生薬に含まれる有効成分だけを抽出・精製することに成功し、少量で確実な効果を得ることが可能になりました。
一方、漢方薬は1剤に複数の有効成分が含まれているため、多様な症状に効くのが大きな特徴です。そのため、症状だけでなく、1剤で複数の病気が改善されることがあるのも漢方薬の魅力です。
また漢方医学は、一人一人の患者の病状や体質を重視し、その結果から処方します。そのため、体質に由来する症状、検査に表れない不調などの治療を得意としています。漢方で体内の乱れた機能を治していこうという考え方で、西洋医学とは方向性が異なるのです。

漢方薬の副作用

漢方薬は生薬を原料にしているため、副作用がないと思われがちですが、漢方薬も薬なので、副作用はあります。
胃がもたれたり、便が柔らかくなったりするといった比較的症状が軽いもの、また、まれに重大な副作用やアレルギー反応が出るといったこともありますので、体調に異変があった時は、自己判断は避け、すぐに医療機関に相談するようにしましょう。

漢方薬の飲み方

漢方のおはなし 漢方薬は食前や食間の空腹時に服用するのが原則です。それは、空腹時服用の方が吸収が良いとされているからです。
漢方薬には、煎じ薬やエキス剤、錠剤などがあり、もっとも漢方薬らしい飲み方といえば、煎じて飲む種類の煎じ薬です。水から漢方の材料を煮込んで、煮詰めてできた液だけを服用します。鉄製のもので煎じると生薬の成分が変化してしまう恐れがあるので、土瓶もしくはホーローやガラス、自動煎じ器などを使用することが推奨されています。煎じ薬は手間がかかりますが、最近では煎じたものを1回分ごとレトルトパックにしている商品もあり、比較的手軽に服用することが出来るようになりました。
エキス剤や錠剤は、水で服用してもよいですが、白湯で飲むのが最も効果的であるといわれています。白湯で飲むことで、より、煎じ薬に近い状態となり、薬の吸収が早くなるためです。ただし、冷やして飲むほうが効果的な場合もあるので、医師の指示に従って服用して下さい。
飲み方の種類も、処方される際に指定されると思いますので、きちんと正しく飲んで健康な体を手に入れましょう。

このように漢方薬は、私たちが本来持っている病気と闘い、治す力(自然治癒力)を高めることに重点をおいて、身体全体の不調和を正しく整えるのが目的のお薬なんですね。
西洋薬と漢方薬の役割を理解し、病状によってどちらのお薬を服用するのか、上手に選択できるようになりましょう。
それでは、今回はこの辺で。
次回のティエスのタネをお楽しみに!

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