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ティエスのタネ。

糖尿病のおはなし No,007 糖尿病のおはなし
戦後、わたしたちの生活はどんどん欧米化してきています。
食生活も例外ではなく、昔と今では食卓にあがる食べ物もずいぶんと変化しましたね。そんな中で増えているのが、今回お話しする『糖尿病』です。
糖尿病は一度かかってしまうと、治す事のできない病気だということをご存知ですか? また、自覚症状があまりないため、治療を受ける事なく進行し、合併症をひきおこしてしまいがちです。実は、これが糖尿病の怖さなのです。
今回のティエスのタネ7回目は、いくつかのタイプがある糖尿病の中でも、特に日本人がかかりやすいとされる、2型糖尿病についてお話ししたいと思います。

2型糖尿病とは

糖尿病とは、血糖値(ブドウ糖が血液中にどれくらいあるかを示す値)が異常に高い状態の疾患の事をいいます。
私たちが食事から摂取した糖質・炭水化物(ごはん・パン・おかしなど)は、体内で消化酵素の働きによりブドウ糖に分解されます。血糖値は膵臓より分泌されるインスリンというホルモンにより調節されていますが、この調節がうまくいかず血糖値が高くなると尿の中にブドウ糖が排泄されることから糖尿病と呼ばれています。
糖尿病にはいくつかの種類があり、日本では90%以上を2型糖尿病が占めています。このタイプは生活習慣に関係していることが多く、肥満・運動不足・遺伝・加齢などが影響しているとされています。

症状は

血糖値がかなり高くなると、のどが渇く・トイレが近くなる・食べても痩せる・疲れやすいなどといった症状が出てきますが、糖尿病の初期段階では、ほとんど自覚症状がなく、自分ではなかなか気付く事はありません。
糖尿病を放置していると、全身の血管への様々な障害が起こります。代表的なものとして網膜症・腎症・神経障害があり、これらを糖尿病の三大合併症といいます。これらの合併症になると失明や人工透析になる危険性があり、また神経が障害されるために、しびれや痛み・感覚が鈍くなるなどの症状が起こります。 さらに動脈硬化のため心筋梗塞や脳梗塞になる可能性も高くなってしまいます。糖尿病の恐ろしさはこれらの合併症にあります。

予防法は?

頭痛について 糖尿病予防の基本は生活習慣を見直し、改善することにあります。
【1】肥満を防ぐ
BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
この計算で値が25以上の人は肥満に分類されるので、標準体重である22に近づくように減量するように心がけましょう。

【2】食事
食べ過ぎやお酒の飲み過ぎ、早食いは控え、できるだけ野菜を多く摂るようにして薄味を心掛けて下さい。
また、甘い物をあまり食べない人でも炭水化物を摂り過ぎると血糖値が上がりやすくなるので注意して下さい。

【3】運動
ウォーキングや水泳、サイクリングなどの有酸素運動を1日20分〜60分、週に3回以上行うと効果的と言われています。ただし決して無理をすることはなく、長く続けていく事が大切です。

現在、日本での糖尿病人口は1000万人を超える中、医療機関で治療を受けているのは半数以下と言われています。
これは先にもお話しした通り、自覚症状がほとんどなく、自分で気づいていないことが原因です。
糖尿病は正しい知識があれば、決して怖い病気ではありませんし、たとえ発症しても、自己管理に気をつければ普通の人と同じ様に生活ができるのです。
糖尿病の発症、また、発症後の進行・合併症を予防するためには、定期的に検査を受けて早期に発見・治療する事が大切ですね。

次回は、秋から冬にかけて流行する小児の嘔吐下痢症(急性胃腸炎)についてお話しします。
それでは来月のティエスのタネをお楽しみに。

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